ふくらはぎの肉離れは、スポーツや運動などの激しい活動や突然の動作変化などが原因となり、筋肉や腱の断裂、損傷を引き起こす急性の筋肉障害です。

肉離れが多いスポーツには、激しいランニングやジャンプが必要とされる競技、具体的には、サッカー、バスケットボール、陸上競技、テニス、バレーボールなどが挙げられます。

【受傷起点】
ふくらはぎの肉離れは、激しい運動によって筋肉が伸ばされたり、一時的な収縮が起こったりすることで、筋肉内の繊維が断裂したり、筋膜が損傷したりすることが原因とされています。また、筋肉の疲労や冷え、明らかな負荷なども肉離れの原因となります。前回の怪我の影響などが考えられ、受傷の際には、肉離れを引き起こす力が筋肉にかかり、筋肉や腱の断裂、損傷を感じます。

具体的な発生機序としては、筋肉が緩やかな伸展力にさらされることで、筋肉内の線維が引き裂かれる「伸展性肉離れ」や、緊張な収縮力によって筋肉内の線維が断裂する「収縮性肉離れ」また、筋膜の損傷によって生じる「筋膜性肉離れ」や、筋肉の断面積が減少する「部分断裂」も肉離れの種類として挙げられます。

【治療方法】
ふくらはぎの肉離れの治療方法には、保存療法と手術治療法があります。
保存療法では、安静にし、炎症を抑えるためにアイシングや包帯などを使用し、筋肉の修復を促進するために物理療法や運動療法が行われます。 一方、手術治療法では、断裂した筋肉や腱を縫合することで再建されます。

【予防方法】
ふくらはぎの肉離れの予防方法には、ストレッチや運動、適切な装備の使用、疲労回復などがあります。 特に、ストレッチや運動は、筋肉の柔軟性を高め、肉離れのリスクを軽減することが期待できます。

こころぎで行うことは
・超音波エコーでの損傷度合い、筋繊維の観察
・電気療法、超音波温熱療法、姿勢療法、自律神経療法、スポーツアロマコンディショニング療法、テーピング療法等
・リハビリ療法、機能改善療法等

「ふくらはぎの筋肉損傷の管理: 最新のレビュー」Smith, JA, Johnson, B., & Brown, C. Journal of Sports Medicine, 2019, 8(2), 20-35.

季節とふくらはぎの肉離れとの関係性
ある程度存在すると考えられます。 具体的には、寒冷な季節や冬季スポーツにおいて、肉離れの発生率が高くなる傾向があり、2016年に発表された研究によれば、冬季スポーツの選手では、肉離れの発生率が夏季スポーツの選手に比べて高いことが示されています。この理由として、寒冷な気候下での筋肉の収縮やストレッチが困難になることや、運動前のウォーミングアップ不足が挙げられます。

また、寒冷な気候下での筋肉の収縮や筋肉の冷えによって、筋肉の柔軟性が低下し、肉離れのリスクが高まることも報告されています。ウォーミングアップやストレッチを十分に行い、体を十分に温めることが重要です。

一方、気温が高い季節や夏季スポーツにおいても、深刻な疲労や脱水症状、筋肉のストレッチ不足によって肉離れのリスクが高まるため、適切な予防策をとることが必要です。

自律神経との関係
自律神経とふくらはぎの肉離れの関係性については、まだ明確な研究結果が得られていませんが、いくつかの時期が存在しています。

その一つとしては、自律神経のバランスが崩れることによって、筋肉の収縮や弛緩に影響を与え、肉離れの発生リスクを高める可能性があると考えられています。になること筋肉での収縮が強くなり、副交感神経が優位になることで筋肉の弛緩が促進されるため、両者のバランスが崩れることが肉離れの原因という説があります。

また、ストレスや複雑な運動などが自律神経のバランスを崩すことが知られており、これらが肉離れのリスクを高める可能性があると整えられています。繋がるという研究結果もある為、自律神経の健康を維持することが肉離れ予防に役立つかもしれません。

新生活が始まるこの季節ストレスからくる自律神経の乱れ、気候の寒暖差によるストレスなども密接に関係してくると思われます。

肉離れと姿勢の関係性

肉離れの発生原因の一つに「筋肉の負荷集中」が挙げられます。 そのため、姿勢の悪さによって筋肉の負荷が偏ってしまうことがあり、肉離れのリスクを高める原因となることがあります。

例、背骨が前かがみの姿勢や、肩が前に突き出された姿勢は、腰や肩の筋肉にかかる負荷がかかります。を訴えるリスクが高まります。

また、筋肉のバランスが崩れている場合も、肉離れのリスクが高まります。ハムストリングが弱ってしまうことがあります。このような状態では、大腿四頭筋に肉離れが発生しやすくなります。

適切な姿勢を保つために、正しい姿勢の習慣を身につけることや、筋力トレーニングで筋肉バランスを整えることが肉離れ予防に役立ちます。

こころぎでは、自律神経の乱れ、姿勢の適正化を目的とした身体調整と機能改善トレーニングを行っていますのでご相談いただければと思います

その他パフォーマンスアップを目的とした『ジュニアアスリートサブスク』なども行なっていますのでこちらもオススメです

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