今回は3歳の姿勢についてご相談を受けたのでこころぎの子供の発達と姿勢の考えを交えてカウンセリングと検査を行わせていただきました。
歯科衛生士さんのお子様なので子供の歯並びや舌が落ち込んでいる事も気になる他、発達段階でのずり這いやハイハイが極めて少なかったなど色々なお悩みがあるという事でしたので発達と感覚統合についても交えながらお話を。
口腔から治す方がいいのか身体から治すのが良いのか?
結論から言うと姿勢整体はしなくて良いと判断。
(但し身体感覚の向上をしてからそれでも歯科領域が必要なら矯正も考えても良いかと)
なので今回は検査のみで終了。
お家でのケアの仕方だけ指導を行い一週間様子を見てもらう事に。
まず一通りの全身の検査を行い気になったのが立位での検査と臥位での歪み。
歪みが良い悪いと言うことは一旦置いといて気になるポイントがあったので足裏の刺激だけ数回入れて反応をみてみる。
反応を見て、エラーが起きていることを親御さんと確認をしながら刺激を入れた時の変化を客観的に見てもらう。(この後に親御さんも整体で体感して頂きました)
子供の姿勢を矯正することはこころぎではあまりオススメしていません。
矯正は見た目が良くなるかもしれませんが、これからいろんな方向に伸びていく子供の成長の幅を狭くしてしまう。そのように考えています。
あっちに行ったりこっちに行ったり紆余曲折したりする事が成長の糧になる。その方が後に丈夫(肉体的にも精神的にも)に育つと思うからです。
まっすぐ育った木よりも曲がった木の方が安定する。そして広がりのある枝葉が伸ばせる。
そんなふうに考えています。
子どもにとっての安心安全は親の近くにずっといる事ではなく、様子を見ながら少しづつ活動範囲が広がっていく。
公園に遊びに連れて行ってもパァーッと遊びに行く子の方が実は親からの目も気にしながら遊んでいる。
離れて見ていても急に親の方を伺い、安全だと感じたらまた遊び始める。
そんな話をお母さんとしていたら私と出かける時はあんまりどっかに行っちゃう事がなくて安心(親が)なんですと。
父親といる時とは全く違うです。
父親、母親の役割も違うので何が正しいとかはないですがお子さんの検査後、お母さんの施術をする時に子供がトレーニングルームの方に遊びに行ったりしてかなり活動的になっていました。
確認すると今までこんな事ない子だと。
なるほど!それはお母さんの反応が良くなってきたからかもしれないですよね!
安心して離れられる!いろんな話をする中でお母さん自身が腑に落ちる事があったのかもしれない。
子供はよく見てますからね。
子供は親の写し鏡。
親の役割は重要。姿勢や体調の悪さも親からの影響があるかもしれない。
だから子供よりお母さんの体調を良くする方が先だと感じます。
お母さんを元気にプロジェクトですね!